2021.07.28
ブランクがあっても、必ずしも面接で不利になるわけではありません。ブランクの理由や志望動機、ブランク期間のことなど、面接で聞かれる内容にどのように答えるのがベストなのか、しっかりと対策を講じて転職活動に臨みましょう。
ブランクがあるという事実は、なぜか再就職に不利なイメージを持たれがちです。空白の期間がどうして生じてしまったのか、その期間に何をしていたのかなど、採用担当者としては気になるところでもあり、評価をしづらいところでもあります。しかし、理由によっては好転するケースもあるので、包み隠すことなく、ブランクの理由を正直に伝えることが大切です。
前職を退職した理由として多いのが、結婚や出産、育児、家族の介護などのライフイベントによるもの、急なケガや長期入院が必要な病気などが挙げられるでしょう。これら退職に至った理由を述べたうえで、ブランク期間を経て再就職しようと思ったきっかけや思いを伝えることが重要です。きっかけとしては、育児に手がかからなくなってきたから、介護していた家族が他界したから、ケガや病気が完治したから、といった例が多いでしょう。重要なのは、きっかけとなる理由ではなく、ブランクから復帰するために何をしてきたのかという空白期間の過ごし方です。
前職を退職したあとのブランク期間、いわゆる空白期間ですが、この空白とされる時間に再就職に向けて取り組んだことがあるかどうかで、再就職への有利性が高まります。育児や介護などをしながらスキマ時間に取り組んできたことや、私生活が一段落したあとに始めた活動などがあれば、面接でのアピール材料にもなるため、積極的に伝えましょう。何も伝えなければ、ブランク期間前の知識やスキルしか持っていないと認識されてしまう可能性も十分考えられます。介護業界のような専門職の場合は、業界の動向が目まぐるしいこともあり、古い知識や技術のままでは即戦力として採用するに至らないケースも多いです。そのため、再就職するにあたって、業界の情報に常にアンテナを張っていたり、資格取得のための勉強をしていたりなど、採用するメリットとなる行動を取っていたかどうかがキーポイントとなります。
いかに計画的に再就職を考えていたのか、どれほど働くことへの強い意思を持っているのか、将来のキャリアパスをしっかりと思い描いているかなど、プラスとなる印象を与えることが採用への近道となるでしょう。
ブランク期間を経て再就職する場合には、採用担当者にプラスのイメージとなるような志望動機を伝えられるかが重要になります。とはいえ、履歴書や職務経歴書でブランク期間を偽るのはもちろんアウト。職歴詐称になってしまうので、再就職するまでの期間は正直に答えましょう。たとえブランクが長期間であったとしても、理由が明確であれば問題視はされません。ブランク期間を正確に記載したうえで、プラスとなるアピール材料を盛り込むことがポイントになります。人間関係のもつれが退職理由の場合は、正直に伝えてもマイナスの印象が残ってしまうため、できる限りポジティブな理由に変換して伝えることが大切です。たとえば、「チームワークを重視している職場で働きたい」「自分の意見やアイデアを活かせる仕事に挑戦したい」など、前向きな志望動機を考えておきましょう。
その他にプラスの評価に繋がるのが、やる気です。ブランク期間がある場合は特に、新しい仕事に対する意欲の有無を見られていることも多いため、復帰したい熱い思いをしっかりとアピールしましょう。
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